大手3大サービスの比較
YouTube Live
言わずと知れた動画サービス大手YouTubeのライブ配信サービス。サービス開始初期は1000人以上の登録者を持つユーザーのみ利用可能でしたが、2013年末よりすべてのユーザーが無料で利用できる様になりました。
特徴としては、1080P対応、ビットレート6000kbpsまで対応、コメント機能、DVR(番組途中からの視聴でも、巻き戻し再生可能)自動録画(4時間まで)可能、と後発だけあって至れり尽くせり。
さらに、視聴解像度の選択が可能、1080p/720p/480p/360p/240p/144pから視聴解像度を選べます。(配信側の最大解像度以下からの選択)その為、スマートフォンなどのモバイル用に低画質版を別途配信する必要がなく、アップロード回線にやさしい。
しいて欠点を挙げるなら、他の2サービスと比べると遅延が大きいこと、(数十秒から数分)
USTREAM
高画質動画配信の先駆け的存在のUSTREAM、ソフトバンクの出資により一躍有名になった。
放送も視聴も基本無料、放送時間や同時視聴数の制限もなく、画質は最大で1080P、ビットレート4500kbps程度の高画質配信が可能(回線状況に依存)、コメントや録画(3時間まで)にも対応しているが、後発のYouTube Liveと比べると、前述のDVR機能や、視聴解像度の選択機能などで見劣りする部分がある。
YouTube Liveの出現でその地位が危うく感じられるUSTREAMだが、2015年現在の時点では日本のライブ番組数はYouTube Liveより多い。
ニコニコ生放送
ユーザーコミュニティに支えられたニコ生は、動画中をコメントが流れていくコメントシステムとサービス開始以来築き上げてきたユーザコミュニティに支えられた独自の文化圏を生み出している。 配信できるのは、有料会員のみ、視聴は無料だが会員登録が必要。
配信時間に30分の制限があり(延長可能)、画質は最大640×360、ビットレート380kbps程度で今どきにしてはあまり良いとはいえない。 また、動画の上をコメントが流れるという性質上最大視聴者数に制限があり(最大3000人)アリーナと立ち見で別れており、アリーナは有料会員が優先。
USTREAMやYoutube Liveと比べると機能で劣る感があるニコニコ生放送だが、視聴者参加型番組では圧倒的な強さを誇る。
配信番組によって使い分けよう
一般的に、USTREAMは企業、団体向け、公式番組や、発表会、説明会、ステージイベントなど、
ニコニコ生放送は個人、バラエティ向け、視聴者のコメントありきの番組作りが必要。
YouTube Liveはどちらも可能だが、USTREAM寄りであろう。
いずれも一長一短あり、どれが良いとは一概には言えないが、今後は、知名度と高機能を兼ね備えた、再後発のYouTube Liveが伸びてくると思われる。
ただ、マルチ解像度や、DVRを実装したせいなのだろうが、遅延が大きいのが気になるところだ。