インチ
1インチ=25.4mm、モニターやスクリーンサイズの場合に置いてのインチは対角線の長さの事。
同じインチでもアナログテレビ(4:3)とハイビジョン(HD)テレビ(16:9)ではハイビジョンの方が縦が狭くなる。
ピクセル(画素)
コンピュータで画像を扱うときの、色情報(色調や階調)を持つ最小単位、最小要素、HDモニターは横1920×縦1080(約207万画素)のピクセルで構成されている。
デジタルカメラ等で使われるメガピクセル(Megapixel)は100万画素のこと。
1080i、480i 、1080p、720P、(24P、30P、60P)
iはインターレース、Pはプログレッシブの意味、1080iは、1080/60(59.94)i とも表記される。1秒間に60fps(フレームレート、秒間60コマ)かつインターレースの動画を表す。24Pや60Pなどの数字はフレームレートを表す。
1080/60iや1080/60Pなどと表示され、1080の部分は有効垂直解像度を表す。
垂直解像度、水平解像度(TV本)
画像の縦方向のきめ細かさを表すもので、TVなどにおいて、水平方向に何本の線が引けるかを表す、水平解像度は垂直方向に何本の線が引けるかで表す。ハイビジョンテレビ(HDTV)の場合、水平×垂直解像度が1920×1080となる。
アナログ(SD)TVは480i、640×480(4:3) 、DVDでは720×480
※ハイビジョン(Hi-Vision)とはNHKの商標登録で日本固有の名称、海外ではHD(high definition video)と呼ぶ。正確にはHDは1280×720、1980×1080をFHDと呼ぶ。
フレームレート(fps)
1秒間あたりのフレーム数(静止画像数、コマ数)の事、24Pならば24コマ、60Pであれば60(59.94)コマを表す。
・インターレース(飛び越し走査方式)とは
インターレース方式では通常、映像1フレームの走査線を2つのフィールドに分けて伝送する。 この際、1、3、5……と奇数番号の走査線を伝送するフィールドは「奇数フィールド」、0、2、4……と偶数番号の走査線を伝送するフィールドは「偶数フィールド」と一般に呼ばれる。 奇数フィールドと偶数フィールドは交互に伝送され、ディスプレイ機器でも奇数/偶数フィールドが交互に表示される。 つまり、奇数/偶数フィールドの1組で動画の1フレームを描き出しているのだ。NTSCにおけるフィールド伝送速度は「1/60秒」となっており、1秒間に60フィールド(30フレーム)の 静止画が目にも止まらぬ速さで書き替えられることで、人間の目には映像が動いているように見える。
そもそもインターレース方式は、データの伝送量を抑えながら、描画回数を増やして、高解像度の映像を作り出す技術だ。 電子線を走査して画面表示するブラウン管テレビのために開発された仕組みなので、原理的に1画面を一度に表示できる固定画素方式の液晶ディスプレイ/テレビには適していない。 現在のテレビ放送やDVDタイトルなどは、基本的にインターレース方式で映像を伝送している。
インターレース方式による映像表示のイメージ。2つのフィールドを組み合わせることで、1フレームの映像を作り出す
・プログレッシブ(順次走査方式)とは
対するプログレッシブ方式では、1本目の走査線から最後の走査線まで、上から下まで順番に伝送描画する。 インターレース方式と違って、1フレームを2枚のフィールドに分割することなく、一度に表示できるのが特徴だ。ただし、インターレース方式に比べて、伝送により多くの帯域を必要とし、 特にテレビ放送を中心とする家電分野では従来のNTSCとの互換性確保などの問題もあり、プログレッシブ方式は長い間採用されてこなかった (現在のBSデジタル放送やCSデジタル放送ではプログレッシブ方式も採用されている)。
一方、PC向けディスプレイでは1990年代初頭のCRT時代からプログレッシブ方式が主流になっている。 なお、固定画素方式というデバイスの特性上、液晶ディスプレイ/テレビにはプログレッシブ方式が向いている。
プログレッシブ方式による映像表示のイメージ。インターレース方式と異なり、1フレームを2つのフィールドに分割せず、画像のすべてを描画する
インターレース方式は不完全な2枚の映像を交互に表示して描画を行うため、ちらつきやにじみが発生しやすく、特に大画面ではこうした弱点が目立つこともある。 プログレッシブ方式であれば、1フレームで1枚の完全な映像が描画されるため、ちらつきやにじみを抑えた精細感のある画質を実現できる。このように表示が安定しているという利点もあり、 高解像度の画面を凝視することが多いPC向けディスプレイでは、古くからプログレッシブ方式の製品が普及してきたのだ。